シャネル No.5 L’EAU【私と香りの世界観】

 

この季節(冬)になったら思い出す、シャネルのNo.5。

 

20年前の美容部員(BA)時代、季節ごとの香りをコーナーにも、

BA自身にもプロモーションとして香りを身にまとっていました。

 

 

当時の冬・クリスマスの時期は、No.5とCOCOの香りで、

コーナーのパネルもその香りのものに差し替えていきます。

 

うん。この香り一色に!

そんな感じでした。あー、なつかしい〜〜♪ ^^

 

 

そんな風に、この時代のことを笑顔でこうしてブログにかけるように、

やっとなれた出来事がつい先日ありました。

 

 

「傷ついた心は、その傷ついた物や人でないと癒せない、癒されない」

そう強く実感したことでもある。

 

 

この冬、No.5の新しい香りのライン、「No.5 L’EAU」が発売されました。

 

通常のクラシカルラインのNo.5に比べ、

このL’EAUはボトルでの色からして、

香りがとてもライトでNo.5の抵抗感が一気になくなるくらいの

つけやすさになっています。

 

L’EAUとは、フランス語で水という意味。

英語で表すと、L’=the・EAU=Water、となります。

 

実際の色でも透明に近い色合いはこの「水」と

「フレッシュさ」をイメージに表してるのでしょうね^^。

 

ライト(軽やか)とはいえ、きちんとクラシカルなNo.5の香りの軸はしっかりとあり、

ちゃんとNo.5をつけてるとわかります。

 

 

シャネルのフレグランスには、

「香水」「オードパルファム」「オードトワレ」の3種があることが多く、

濃度や持続時間などが上記左から順にマイルドになっていきます。

 

なので、オードトワレが一番軽やかなつけ心地だったのですが、

それでも、調香されているイランイランやジャスミン、

アルデヒドなどの香りがきつく感じられて、なかなかつけることを躊躇されがちでしたが、

 

このL’EAUは、さらにそのオードトワレよりもライトになっていて、

本当に、「水のようにフレッシュ感ある香り」です☆

 

 

最初はね、香りを試す(ムエットで)だけに行ったんです。

どんな香りになってるのか知りたくて。

 

でも、あまりにも過去の様々な記憶との葛藤があるから、

ものすごく勇気が必要でした。

(香りって怖いもので良い思い出も、

悲しいツライ思い出も記憶させてしまうんですよね)

 

 

でも、No.5のいくつか展開されている香りを

ムエットでそれぞれ試させてもらったら、基本の香りは一緒なんですが、

個性がすごい違うんですよ!

 

 

それらを香ってみて思ったんですね。

 

 

こうして、誇り高き老舗ブランドでもあるシャネルでも、

基本理念と香りを守りながら、

今の時代や人々のニーズに合わせた香りを創り出す努力をしてるんだよね。。。って。

 

 

私が携わらせていただいていたあのときから、

いや、もっと創設された時からの「真髄」を守りながら、

新しく生まれ変わらせていく努力と信念って凄いなって。

 

 

この「No.5 L’EAU」を創り出す技術や感性って、

やっぱり素晴らしい!!!って感動したんです^^

 

 

そう思うと、

 

あたしって20年近くも何してたんやろ〜?!

いつまでも香りに対してトラウマとか、過去のことに囚われすぎて、

 

 

器、ちいさいな〜〜〜〜〜!!!!

 

 

って、自分で自分にボケツッコミしたです・笑。

 

 

 

病気を患い泣く泣く退社し、

「なんでこんな病気になっちゃったんだろう。。。」「もうこの仕事はできないんだ」

って20年以上も無意識ながらも自分を責め続けてたことにも気がつけました。
未練ではなく、自分で出来なくしてしまった強い自責感ね。。。
大好きな香りや美容に関わる仕事を、まるで剥奪されたかのような感覚がずっとずっとあったんです。
(死にかけ寸前まで頑張ってたのに、自分で認め納得できなかった自分をさらに責めてたんだね。。。)

 

BA時代の話をブログなりに書くたび、コーナーに買いにいくたび、

どことなくずっと何かそういう「自分を責める気持ち」があり続けたけれど、

この「No.5 L’EAU」のおかげで、

香りに対する不安感や恐怖感、罪悪感、責めの気持ちがふわっと消えていました。

 

 

香りをつけても、香りによるフラッシュバックがないんです。

 

 

むしろ、悲しいとかツライとかそういう気持ちにはならず、

幸せな気持ちになれる香り、純粋な憧れのような気持ちになれる香りです。

 

 

 

ちなみに、写真の左にあるNo.5はね、その20年前のBA時代に買ったもの。

(写ってないですが・・・当時、

アメリカの画家アンディウォーホールがNo.5の絵を描いて、

それが実際の香水パッケージとして個数限定で販売されたもので、

社割でなく、ちゃんと通常の価格で買ってしまった思い出の一品です笑。)

 

 

かなり揮発して濃縮された香水になっちゃってますが、

香りはさすが王道!全然変わっていません。

 

 

No.5の香りをたくさんの人たちに香りや魅力を知ってもらい、

つけてもらいたいと願ってるはず。

 

けれど、過去からのクラシカルな部分ばかりにこだわり続けるだけだったり、

守り続けるだけでは、なにも動きがないままです。

 

 

「No.5 L’EAU」はNo.5の”真髄”はそのまま。

けれど、大きな変化を自らの手ですると決め、

「伝統」と「今」を折り合いをつけながら

新しいものを創り出したものなのだと感じました^^

 

 

 

長い文章で熱く語ってしまいましたが、

この香水のことだけでなく、

私たちの心の成長についても同じことなのでしょうね^^

 

 

 

この「No.5 L’EAU」は若い世代でも敷居高くなくつけることはできます。

でも、「女子」ではなく、「エレガントさのある女性になる」という

気持ちでつけてほしいなと思う、香りです☆

 

 

もちろん、私のお気に入りで使ってるし、
香りに関わる仕事として向き合う恐さも、
乗り越えられた安堵感は格別なんだ実感し、
香りに従事することに誇りを感じてます♪( *´艸`)

 

 

香妃
タロット×アロマ 心のカウンセラー
心理アナリスト

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女性の心に寄添い向き合うタロット×アロマカウンセリング
Lei*ala(レイ’アラ)
http://www.leiala.net/

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